ディレイオンリレー
   
       
ディレイオンリレーとは、電源が投入されてから数秒から数十秒時間を待ってが電源をいれるといった、

タイマー機能が搭載されたスイッチのようなものです。
     
ここでは、一般的な使用法より、オートバイや自動車に向けた方向での使用法などを説明します。

ちょっとした例ですが、

オートバイはヘッドライトが常時点灯するようになっています。

オンオフスイッチは付いていません。しかし、バッテリーが弱くなっているような場合、始動時にスターターモーター

を回す電力はかなり必要です。

そこで、ディレイオンリレーリレーを付けると、メーンスイッチオン→スターターを回しエンジン始動→ヘッドライト点灯。

といったように、本来メーンスイッチオンでヘッドライトが点灯するはずですが、ヘッドライトの回路にディレイオン

を仕組むと、メーンスイッチオン後、例えば5秒後にヘッドライト点灯であれば、始動時のスターターモーターによる

電圧降下+ヘッドライト点灯による電圧降下であるものに対し、スターターモーターの負担だけで済むとなると

エンジンの始動性も少し良くなるはずです。

細かい事ですが、このような利用法が有ると思います。


また、自動車では、オーディオ回路に、あるいはヒーターやエアコンのブロアー回路に入れると、始動時の

電機負担の低減になると思います。

まぁ、毎回スイッチを全てオフすれば同じことですが。

他にも色々な使用法が有ると思います。

作動部品の容量が大きい場合は、駆動用リレーを間に入れて使用すれば、作動部品の消費電力に影響されずに

アイディアは広げることが可能です。
       
当社のディレイオンリレーは、リレーと名を付けてしまいましたが、実際には一部商品を除き、リレーは使用しておらず

大容量のトランジスタでリレーの代役をさせているユニットです。
 

← 使用している基板。

555タイマーIC を使用し、タイマー時間は内部の

ボリュームで調整。

作動時はLEDが点灯。

設定時間は、電源が入力されてから

T01:約 0.3秒~約60までの遅延時間が設定可能。

容量は5A 全て12V仕様

非防水

使い方は、使う人のアイディア次第、思いつくままにどうぞ。


他に、リレーを使用したタイプも用意してあります。

タイマーの駆動は12Vですが、作動側は入出力電圧は任意です。

リレーの許容は最大DC240V 1A /AC125V 0.5A です。


T01 T01

取り付けは簡単
延時間の設定は、パッケージの蓋を開けドライバーで

部のダイアルを回すだけ。

簡単にタイマーの設定ができます。

左図の様、作動部品に割り込みするだけです。

注意
: T1 の最大容量は5Aです。

5A以上の容量が必要な場合は必ず容量に合ったリレー

を介在してご使用ください。

サイズ W30 x H20 x D40



ディレイオフリレー



作動はディレイオンとは逆の作動をします。

電源がオフになったのを受けて、それからカウントが始まり、タイマーの設定時間経過後にオフになるというもの。

使用用途は様々で、

例えば、ルームランプ、ドアーを閉めてから任意の設定時間内は点灯。

ヘッドランプやバックランプ、作業灯など、ヘッドランプに取り付けて、

車の戸締りをしてから玄関までを照らしてくれるような事も可能。

パワーウィンド・・・キーを抜いてから気が付いたら窓が少し開いていた・・・、など。

現行車では珍しい装備では無いですが、こんな時は付いていると便利です。

    

発売は3タイプ

12V 1A (約10W)

ディレイ (遅延時間)

T11 約10~20秒
T12 約20~40秒
T13 約45~90秒

の3タイプです。

上、右の画像〇印部が時間設定用のボリューム。

※ 時間は最小~最大を表します。

サイズ W30 x H20 x D40


配線図は簡易的なものですが、実作業に於いては電源側には必ずフューズを介するなど配慮が必要です。

配線の説明

ディレイオフリレーを基準での説明です。

赤 作動部品用リード線。ディレイオフリレーを取り付ける以前は作動部品に結線されていたリード線。

黒 アース。

赤地/白線 作動部品の電源とは別途の電源。(スイッチを介さず、フューズを介してのバッテリーからの直接電源など)

黄 リレーの接点からのリード線。

黄地/赤線 リレーの接点からのリード線。

ディレイオンリレーがオンの時、黄と黄地/赤線が導通。

ご注意 リレー接点の最大容量は 12V 1A です。

赤はディレイオフリレーがオンするためのトリガー。
このリード線がオフ時に電圧が0Vになる事により、タイマー機能が起動。
それにより、リレーがオンし、黄の端子と黄地/赤線の接点が導通する。
設定時間に達すると、リレーがオフし、黄の端子と黄地/赤線の接点が解除する。
バッテリーからスイッチを介さずに部品を作動させても、リレーがオフする時点で電力の消費は止まります。



FCSリレー

輸入車の一部車両に於いて、ウィンカーの作動時にスモールランプも点灯してしまう状態に有る車両が有ります。

 
この状態での車両は、日本国内での車両保安基準に適合しません。

  

FCSリレーはウィンカー、スモールランプの配線に接続する事に因り、ウィンカーの作動時にはスモールランプを消灯し

  

ウィンカー作動終了時にスモールランプを復帰点灯させるためのリレーです。

 

     

 

 

取り付け時、配線図と当社FCSリレーの内部。 防振防水はポリ樹脂で各部をコートしております。

 

 

当社FCSリレーは、非調整式(固定式)と調整式を用意しております。

細かい部分ですが、ウィンカー作動終了時にスモールランプを復帰点灯させる際のわずかな時間が、同一規格の部品を使用

しているにも関わらず、全て同じタイミングでの復帰時間では無いのが実情です。

拘りをお持ちの使用者様からの要望を受け、復帰時間を管理する抵抗の部分に、調整機能を持たせた「調整式」を用意して

おります

調整式」という事で販売させていただいておりますが、非調整式1個と調整式1個のセットを用意しております。

 

     

 

左、非調整式(固定式)、右、調整式の内部画像です。

調整は、右画像の赤部分のダイヤルを小ドライバーで左右に回し、復帰時間の調整をします。

 

 

 

 


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